2014年08月03日

お腹もむくむ!?意外と知らない人が多い「リンパ」について

お腹もむくむ!?意外と知らない人が多い「リンパ」について

ブログご覧いただきありがとうございます。

本日は「リンパ」についてお話していきたいと思います。
「リンパ」と聞いて「むくみ」を連想される方も多いと思いますが、「リンパ」って何?と聞かれると、ぼんやりしたイメージではっきりわからない方が大半だと思います。そこで、「リンパ」について詳しくお話していきたいと思います。

リンパの働きとは?

リンパとは、体中に網目のように張り巡らされているリンパ管と言われる管の中を流れている少し黄色味かかった透明の液体の事で、リンパ液と呼ばれています。
そして、血管(特に静脈)ととても関係が深く、役割も似ています。

リンパの役割① ~排泄機能~
リンパは静脈と同様、主に体の中の余分な水分や老廃物、毒素などを流す働きをしています。老廃物などは通常、静脈に取り込まれて心臓まで戻ってきますが、静脈に入りきらない溢れた分の老廃物はリンパ管に流れ込みリンパ液となります。割合言うと全体の約80%が静脈側で、残りの約20%がリンパ液として流れていきます。
一日約20ℓの水分、老廃物が静脈やリンパ管へ吸収されますが、静脈で約16ℓ、リンパ管は約4ℓも流れています。
つまり、リンパは静脈で吸収しきれない老廃物を回収するものという事ができます。

しかし、静脈とリンパでは大きく違う点があります。それは、静脈は心臓拍動で動くポンプ機能があるのに対し、リンパは流れを作りだすものがありません。リンパ液は筋肉動きや血圧の変動で血管が広がったり、小さくなったりする際に圧が加わり、その力で流れています。
なので、筋肉が動かない=リンパ液が流れない。という事になってしまいます。

リンパの役割② ~免疫機能~
リンパには体内に侵入してた細菌やウィルスなどの異物を攻撃し、体を病気から守る働きがあります。
そして、リンパ節と呼ばれるものがフィルターの役割を果たし、老廃物や細菌、ウィルスをこし取り、全身に回らないようにしています。
風邪をひいてリンパ節が腫れるのは、リンパ節で免疫システムがウィルスなどと戦ってくれているからです。

お腹がむくむ!?

むくみ リンパ リンパ節 小顔 たるみ

以外と知られていませんが、実はお腹もむくむんです!
なぜかと言うと、全身に網目のように張り巡らされたリンパ管はお腹が最も集中している場所になります。
リンパ節が集中している場所をマッサージや温めてあげる事により効果的にリンパの流れを良くする事ができます。

顔のむくみが気になる方
首、鎖骨の下、お腹を刺激と効果的です。

脚のむくみが気になる方
お腹、股関節(脚のつけ根)、ひざ裏を刺激すると効果的です。

ぽっこりお腹が気になる方
お腹、股関節(脚のつけ根)を刺激すると効果的です。